お知らせ

近年、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなど、SNSの利用者急増に伴い、SNSへの写真の無断掲載が問題になっています。
「勝手に写真を撮られ、フェイスブックにアップされてしまった･･･。」「昔に仲間内でふざけて撮った写真をツイッターに掲載されてしまった･･･。」
そのようなときの対策について紹介します。
　まず、判例上、誰でも「みだりに自己の容ぼう等を撮影され、これを公表されない権利」があると認められています。
簡単に言うと、①勝手に写真を撮影されたり②その写真を公表されたりしたときは、その撮影や公表を差し止める権利がある、ということです。
もっとも、例えば自分が背景としてごく小さく写った写真等についてまで撮影･公表を差し止める権利がある、という訳ではありません。
具体的には、①その人が特定できるか②その人がメインで映っているか③写真が不特定多数が見られる状態になっているか、などの要素により、差止めができるか決まってくることになります。