コラム
私が見た1964東京オリンピックダイジェスト
2018年09月12日
オリンピックの前哨戦とも言える2018ジャカルタアジア大会が終わり、2020東京オリンピックの開催まで2年を切りました。
1964東京オリンピックを見た者からすると、もう一度東京オリンピックを見ることができることは、この上ない歓びであります。
自称「日刊スポーツ二日町特派員」としては、総力を挙げて取材し、メダル獲得が期待できる競技について展望したいと思います。
早速「私の2020東京オリンピック展望Vol.1」と行きたいところですが、その前に番外編として、
「私が見た1964東京オリンピックダイジェスト」を送りします。
当時、小生小学校4年生、自宅では白黒テレビですが、市川崑総監督総天然色の公式記録映画「東京オリンピック」を映画館で観ました。
1 ウエイトリフティング(重量挙げ)
① 三宅義信(宮城県村田町、大河原商業高校、法大、自衛隊体育学校)、フェザー級、日本最初の金メダル。
ローマオリンピック銀メダル、メキシコシティオリンピック金メダル、2連覇。
② 大内仁(法大、警視庁)。ミドル級、銅メダル。
③ 一ノ関史郎(法大)、バンタム級、銅メダル。
2 陸上
総監督―織田幹雄(アムステルダムオリンピック三段跳び15m21金メダル)、
監督―南部忠平(ロスオリンピック三段跳び15m58金メダル、走り幅跳び7m45銅メダル)、
コーチ―田島直人(ベルリンオリンピック三段跳び16m00世界新金メダル、走り幅跳び7m87銅メダル)。
(1)男子
① 100㍍
ボブ・ヘイズ(アメリカ)、10秒0、金メダル。
10秒6の飯島秀雄(早大)は準決勝敗退。
② マラソン
アべべ・ビキラ(エチオピア)、金メダル。ローマオリンピックに続く2連覇。
円谷幸吉(福島県須賀川市、中大、自衛隊体育学校)、銅メダル。1万m6位入賞。
君原健二8位、メキシコオリンピック銀メダル。
寺沢15位。
(2)女子
80㍍ ハードル。
依田郁子(長野県上田市、リッカー)、決勝5位。スタート前の儀式―サロメチールと後転倒立。日本女子唯一のファイナリスト。
3 体操
(1)男子
団体総合、日本金メダル、主将小野喬(能代)。
遠藤幸雄(秋田)、個人総合優勝、平行棒金メダル、床運動銀メダル。
山下治広、跳馬金メダル(山下飛び)。
鶴見修治、個人総合銀メダル、あん馬銀メダル、平行棒銀メダル。
早田卓次、つり輪金メダル。
(2)女子
団体総合、日本銅メダル。
池田敬子、個人総合6位。
小野清子、個人総合9位。参議院議員、国家公安委員長。
チャフラフスカ(チェコスロバキア)、個人総合金メダル。
4 バレーボール
(1)女子
日本金メダル、主将河西昌枝、監督大松博文(香川県、印パール作戦従軍)。
ニチボ―貝塚、東洋の魔女、鬼の大松、回転レシーブ、俺についてこい、宿敵ソ連打倒。
(2) 男子
日本銅メダル。コーチ松平康隆(東京都品川区、慶大、日本鋼管)。ミュンヘンへの道。
5 柔道
(1)男子
お家芸。
軽量級、中谷雄英(明大)、金メダル。
中量級、岡野功(中大)、金メダル。
重量級、猪熊功(東京教育大)、金メダル。東海大学教授、東海建設重役。東海大学総長・国際柔道連盟会長松前重義秘書。
無差別級、アントン・ヘーシンク(オランダ)、金メダル。神永昭夫(宮城、東北高校、明大、富士製鉄)、銀メダル。
6 レスリング
① グレコローマン
フライ級、花原勉(日体大)、金メダル。
バンタム級、市口政光(関西大)、金メダル。
② フリースタイル
フライ級、吉田兼勝(日大)、金メダル。
バンタム級、上武洋次郎(オクラホマ州立大)、金メダル。
フェザー級、渡辺長武(中大)、金メダル。
ライト級、堀内岩雄(電電公社)、銅メダル。
7 ボクシング
バンタム級、桜井孝雄(中大)、金メダル。
8 サッカー
監督長沼健、コーチ岡野俊一郎。日本準々決勝敗退。
メキシコオリンピック、銅メダル、釜本邦茂(早大)。
以上