コラム

私の大相撲ダイジェストVol..2

2017年09月04日

2017年9月6日 私の大相撲ダイジェストVol.2

9月10日日曜日から今年の秋場所(9月場所)が両国国技館で始まります。
「私の大相撲ダイジェストVol.2」は、「宮城県出身の横綱は何人?」です。

1 まずは今場所の展望
順当なら、横綱白鳳の3連覇なるかというところですが、左膝を痛めており微妙です。
横綱鶴龍は、先場所途中休場なので、負けがこむようなら進退がかかるかも知れず、欠場の可能性もあります。
横綱稀勢の里は、まだ万全ではなく稽古も足りないので、もう一場所休んだ方が良さそうに思います。
満身創痍の日馬富士は、ひとり「横審総見」で土俵に上がり全勝しました。
大関高安は、場所前に1000人以上参加の「大関昇進披露パーティー」を開催して今度こそ優勝が期待されます。
大関豪栄道と大関照ノ富士は、共に角番ですが、照ノ富士が、膝の調子が良く優勝を狙うと大口を叩いています。
本当に膝の調子が良いならあり得ます。
関脇嘉風は、35歳で関脇復帰し大関昇進も公言し、序盤から横綱大関と対戦しますので、何人倒すか楽しみです。

    

2 今場所の私の一押し
先場所に引き続き、スピード体力共に勝る御嶽海、玉鷲、栃皇山、栃ノ心、北勝富士、正代です。
更に若手では、軽量ですがスピードと柔らかさがある貴景勝、
宇良(靭帯の怪我の回復がどの程度か?)、石浦、阿武咲(おうのしょう)。
下位で注目は、新入幕の朝乃山(横綱朝青龍を輩出した名門高砂部屋、
高砂親方(大関朝潮)定年前の最後の秘密兵器、近大出身、個人タイトル7冠、三段目付出)、
再入幕の豊山(時津風部屋、東農大出身の小柳改め3代目豊山、個人タイトル5冠、三段目付出)です。
怪我で幕内14枚目まで番付が下がった遠藤は復活できるか心配です。
新十両の矢後(嘉風の弟弟子で尾車部屋、豪風と同じ中大出身で4年次にアマチュア横綱、
幕下付出2場所で新十両の超スピード昇進)も注目です。

 

3 さて宮城県出身の4人の横綱、あなたは何人知っていますか?
仙台市出身の第4代横綱谷風梶之助(第2代)は、勾当台公園内に等親像があり知っている人も多いでしょう。
なお谷風は二人いて、初代谷風は大関です。

登米市米山中津山出身の第3代横綱丸山権太左衛門がおり、道の駅米山の中の土俵の脇に銅像があります。
俳人でもあったそうです。

気仙沼市出身の第8代横綱秀ノ山雷五郎がいます。
3年前の気仙沼場所では関取衆が気仙沼市岩井崎の銅像の前で写真を撮っていました。

以上の3人は江戸期の横綱です。
他に、白石市大鷹沢三沢出身の第18代横綱大砲(おおづつ)万右エ門がいます。白石城公園内に銅像があります。
明治期の横綱なので、写真もあります。骨太でごついです。

次回は、「私が見た歴代横綱」を披露します。

以上