コラム
コラム)このお盆に万里の長城に家族で行ってきました
2009年08月27日
2009年8月27日 コラム)このお盆に万里の長城に家族で行ってきました
このお盆に万里の長城に家族で行ってきました。一度見てみたいとずっと思っていたのですが、今回ふとしたことから思い立ってから約1ヶ月半後には万里の長城に立っていました。縁というか、タイミングが合ったのでしょう。
夏の北京、行くと決めてから暑いと知りました。でも、私は、生まれは南国徳島ですので、あまり気にせず・・・ところが、です。行ってみて知りました。半端じゃなく暑いです。日差しも強く蒸し暑い。一日観光の日の午前中に行った故宮では、あまりの暑さとあまりの広さに疲れ果てた小1の娘が涙ぐむ始末。
そんなぼろぼろな状態で行ったその日の午後の万里の長城でしたが、一目見たとたんに、そのスケールの大きさに感激し、更に本やテレビで見てた景色を生で見ているというミーハーな感動(当たり前なんですが「本物だ!!!」って思いました)で、すっかり元気になってしまいました。ただ、私、ここでも知らなかったことが。これまでは万里の長城って見るものだと思っていたのです。実際には、万里の長城って「登るもの」なんですね。一番有名な観光スポットでゆるやかだってガイドさんに言われて行った道さえ、十分に急な坂と急な階段のオンパレード。場所は険しい山の中。よくまあこんなものを何千キロも作ったものだと妙に感心しながらせっせと登ったのでした。標高が高いため風がさわやかだったせいもあるのか、子ども達はすっかり元気になり、特に午前中涙ぐんでたはずの娘は先頭をきって走りだし、坂も階段もものともせず、私は「ちょっと待って」と必死で追いかけなきゃいけなくなる始末。子ども達には、万里の長城の歴史的意義云々だとかどれだけ有名な世界遺産かとかなんてことは間違いなく分かっていないのですが、あの場所の空気や感触を少しでも覚えててくれたら嬉しいな、あわよくば「人間って奴はやる気になればあんな大きなものも作れてしまうらしい」なんてことをいつか思ってくれたらいいな(ここまでは正直期待していませんが)なんて思います。
そんなこんなで、すっかり満喫した私でしたが、すっかりばてた夫は「もうこんな体育会系の旅は無理」と言っています。でも、私、次はナイアガラの滝を見たいんだけどな・・・まあきっといつか実現させようと思う私なのでした。
弁護士 丸山 水穂