弁護士 丸山水穂
弁護士 丸山水穂(まるやま みほ)
退所挨拶
日頃よりたいへんお世話になっており心より感謝申し上げます。
この度私は、令和5年4月1日付で裁判官に任官することになりました。
これに伴い、官澤綜合法律事務所を退所いたします。
私は、医師で言えば赤ひげのような町の弁護士になって人の役に立つ仕事がしたいと思って、平成9年4月1日に官澤綜合法律事務所(当時は官澤法律事務所)に入所いたしました。
その後現在まで、官澤先生をはじめ事務所の皆様の支えのもと、本当にたくさんのクライアントの皆様にご縁をいただき、誠心誠意務めてきました。当初の志を持ち続けてここまでこられたのは、皆様のおかげであるものと心から感謝しております。
そんな私なりの赤ひげ弁護士として訴訟等の案件の当事者であるクライアントの皆様と伴走する中で、私は司法修習生だった時の裁判教官が「裁判官の仕事は当事者が前に進む道しるべを示す仕事である」と言っていた言葉を思い返
し、裁判官の仕事の大切さも実感しておりました。
そのため、子ども達が大学進学に伴って巣立ち、子育てに一区切りがついたことをきっかけに、裁判官へのチャレンジを決意し、官澤先生を始め官澤綜合法律事務所の皆様と同期の弁護士でもある夫の多大な支援を得て、この度任官の内定を得た次第です。
この26年間官澤事務所で様々な経験をさせていただいた中で触れた当事者の思いを胸に刻んで、私なりの理想の裁判官に少しでも近づけるよう務めていきたいと考えております。
皆様のご厚情に心より感謝し、また、皆様のご健康とご活躍を心より祈念して、退所の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。