メールマガジン 2022年11月号
2023年09月28日
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◆◇◆ 官澤綜合法律事務所メールマガジン◆◇◆
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2022年11月25日
こんにちは、官澤綜合法律事務所です。
仙台の天気予報に雪予報が見られるようになりました。
官澤里美弁護士の自宅前には白鳥の親子が飛来しているようで、本格的な冬が迫っていますね。
さて、メールマガジン2022年11月号をお届けします。
ぜひご一読ください!
◆目次◆————————————–
1、法務コラム「離婚とビザ」 長尾浩行弁護士
2、天童ラ・フランスマラソン 橋本治子弁護士
3、12月7日法務セミナー開催のご案内
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■ 【法務コラム】 「離婚とビザ」 長尾浩行弁護士
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日本人と外国人の夫婦が離婚した場合,その外国人の元夫あるいは元妻のビザ(正式には「在留資格」なのですがここでは通例にしたがって「ビザ」と呼びます)はどうなるでしょうか。
日本人の配偶者であることを理由に取得できるビザとして「日本人の配偶者等」のビザがあります。
「にっぱい」または「にちはい」と呼ばれたり,あるいはわかりやすく「結婚ビザ」と呼ばれたりします。
日本人と結婚している外国人はこの日配ビザを持っていることが多いでしょう。
このビザは日本人と結婚していることを理由として認められるものですので,離婚してしまうとビザがなくなる可能性があります。
とはいえ現在の入管実務では,通常は離婚が成立したからといってすぐにビザが取消しされてしまい,ただちに帰国せよ,ということにはなりません。
通常は残っているビザの期限までは日本に滞在できます(ただし離婚したことの届出は必要です)。
とはいえ更新しようとしても,離婚が成立しているのであれば更新が認められないので,結局帰国するしかなくなります。
日本人と結婚してこれまで夫婦として生活していたのですから,日本に生活の基盤ができている可能性は高いですし,日本人配偶者との間に子が生まれておればその子は日本国籍を有しており,そのような子を監護養育している場合もあります。
そこで,例外的に,日配ビザを持っている外国人が日本人配偶者と離婚しても,引き続き日本で生活することが認められる場合があります。
ひとつは「離婚定住」と呼ばれるもので,結婚してから実質的な夫婦であった期間がおおむね3年以上で(つまり偽装結婚の疑いがないこと),かつ離婚後も日本で生活していける経済的基盤がある等の条件をみたす場合は定住ビザが認められる可能性があります。
ただこの離婚定住は経済的基盤が要求されるので,例えば,外国人の妻が幼子を監護養育しているため働くことが困難で,経済的基盤があることを立証できないと認められません。
そこでそのような場合,「730通達(ななさんまるつうたつ)」と呼ばれる通達にもとづいて,経済的安定性がない場合でも定住ビザが認められる場合もあります。
ポイントは離婚の際,日本国籍を有する子の親権者に指定され,その子を現実に監護養育していること,です。
この場合は経済的独立性がやや緩やかに判断されます。
なお定住ビザ以外でも,何か別のビザが認められるのであればもちろん日本にとどまることはできます。
わかりやすいのは日本人と再婚して,再度日配ビザを取得することです。さらには,外国人配偶者がもともと結婚とは関係のないビザを持っている場合(定住ビザや永住者など)は,たとえ離婚してもビザには影響しません。
(弁護士 長尾浩行)
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■ 天童ラ・フランスマラソン 橋本治子弁護士
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11月、3年ぶりにマラソン大会に行ってきました。
山形県天童市で開催された
天童ラ・フランスマラソンです。
コロナウイルス蔓延で、
マラソン大会は壊滅状態になりましたが
今年から再開する大会が増えてきました。
天童ラ・フランスマラソンには既に3回程出ていて
毎年出るのが恒例になっていましたが一昨年は中止。
去年は開催するとなったのでエントリーしたものの
最終的には中止になりました。
天童ラ・フランスマラソンは、とても評判のいい大会です。
「ランネット」というランナーのためのサイトがありますが
ランネット「全国マラソン大会100選」に選ばれています。
距離は、ハーフ、5.25km、3km。
ハーフを走りました。
天童ラ・フランスマラソンのよいところ。
その1 負担感なく行ける
仙台からだと、当日朝6時半に自宅を出て
車で48号線を紅葉愛でながら進むと
会場にスタート1時間前に到着します。
駐車場と会場が隣接していますし
駐車場も広いので停めるのに困ることもありません。
他の大会だと、駐車場からバスで会場まで移動とか
普通にありますから、このアクセスのよさは素晴らしい。
更に、今年は土曜日開催でした。
マラソン大会は日曜日開催が通例です。
日曜日のんびり過ごして体力回復できるので、
これはいい!と思いました。
その2 制限時間のゆるさ
ハーフの制限時間3時間です。
他の大会だと、2時間半が多いです。
そして、特に今回は、のんびりランナーに
極めて配慮したスタート、途中関門の設定の仕方でした。
このような配慮がなければ私は完走できませんでした。
その3 金哲彦さんに会える
金哲彦さんが大会アンバサダーをしています。
今回はゴールにいた金さんとハイタッチしました!
その4 コースがいい
まあまあなアップダウンあります。
ずっと平坦であれば楽ですが
適度なアップダウンがある方が断然楽しいです。
街中、リンゴ畑の中、色付いた山々を眺め
何ともよい気分になります。
その5 沿道のあたたかい応援
街中、住宅街のみならず、畑が続くような場所にも
応援の方々がいました。
頑張れえ、と声掛けられて歩けませんね。
ただ、「これで登りは終わりだ!あとは下りだけだ!」
と声をかけてくださった方、
あのあとも登りが待ち構えていたのですよ…
「4分の3終わったぞ、残り4分の1だ!」
と声をかけてくださった方、
正確には、あの地点では3分の2でしたよ…
そんなちょっと外した応援も嬉しい!
私は、おばあちゃん、おじいちゃんの
のんび~りした応援が嬉しいです。
私の記録は2時間39分36秒でした。
これを読んで走りたくなった方へ
1年後に天童でお会いしましょう。
(弁護士 橋本治子)
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■ 12月7日法務セミナー開催のご案内
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開催は終了しました。
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■ あとがき
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メールマガジン配信担当 総務課のWです。
当事務所のメールマガジンをお読みくださり誠にありがとうございます。
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内容についてのお問い合わせやご感想は当事務所までお気軽にお寄せください。
セミナーでじっくり聞いてみたいテーマやメルマガ法務コラムで取り上げてほしい、
ちょっとした法的な疑問などもぜひお知らせください!
来年4月からの電気代値上げのニュースにどきどきしています。
事務所では空調の設定温度を上げすぎない、使用していない照明は消す、ブラインドの開け閉めで温度調整を心掛ける…など様々な節電への取組みをしています。
私の自宅ではこの冬に向けてアルミ入り寝具を導入する、ソファの上掛けを毛布状の暖かい素材にする、窓に断熱パネルを置くなど、暖房器具を使いすぎないように準備しています。
所内でも自宅でもエコな製品を取り入れつつ、節電しながら快適に過ごせる環境を整えたいですね。
皆様おすすめの節電対策があればぜひ教えてください。
今月のメルマガは以上です。
次回は12月26日頃配信予定ですのでお楽しみに!
「ここに相談にきて良かったと思ってもらえる事務所」をモットーに、
笑顔で迅速かつ良質なサービスを心がけておりますので、
何かお悩みのことがあればお気軽に御相談戴ければと思います。