河北新報 週刊オーレ掲載記事
河北新報 週刊オーレ掲載記事「借用書無しでお金を貸したら?」
2019年05月14日
毎週金曜日に発行される河北新報「週刊オーレ」に当事務所の弁護士が記事を掲載しています。
皆様の身近なお悩みに対してアドバイスしていますので、ホームページ上でも公開いたします。
ぜひご一読ください。
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【新着記事】
2019年5月10日発刊の週刊オーレは、弁護士官澤里美が担当しました!
【借用書無しでお金を貸したら?】
友人に強く頼まれ、友人の夫が保証すると言うので、
借用書などを作らずにお金を貸したら、期限がきても返してもらえません。
少し強く請求したら、借用書を作ってないので無効ではないか?
と言われたのですがどうなのでしょうか。との相談を受けました。
そのような友人にお金を貸したのが間違いで、もう縁を切った方がよいと思いますが、
お金の貸し借りや売買などの契約は、法的効果を生じる約束ですので、
借用書のような契約書がなくとも、約束が成立したのであれば有効に成立するのが原則ですので、
友人には貸したお金を請求できます。
ただ、例外的に保証や定期借地・定期借家などの契約は、書面で契約しないと無効ですので、
口頭で保証した友人の夫には請求できないことになります。
契約書を作らなくとも有効に成立するのが原則とはいえ、
口約束だけでは後で契約の内容をめぐってトラブルになる恐れがあるので、
親しい仲でも契約書を作っておくのが安全です。
以上